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TOKYO AUTO SALON 2017 REPORT

カスタムカーには欠かせない年始の恒例行事、「TOKYO AUTO SALON 2017」が2016年1月15日から17日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセ国際展示場にて開催された。
東京オートサロンは日本最大のカスタムカー、チューニングカーの祭典。1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年の第5回からは「東京オートサロン」に名称を変更。年々規模が拡大し、第35回目となる2017年は、前回に引き続き1~11ホールに加えイベントホールも使用し、東京オートサロン史上最大規模のカスタムカーイベントとして開催となった。3日間の合計来場者数が32万人以上と、今年も多くの方が訪れた。

YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEELも定番となっているハイセンスなスタイルでブース出展。YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラー展示でその優れたデザイン性を積極的にアピールした。
今回のオートサロンでは、ADVAN RacingのフラッグシップモデルGTに、なんと21インチが登場。また、金型鍛造1ピースモデル、RS-DF Progressive に19インチが登場し、更に、ステップリム形状1ピース6本スポークデザインのRG-D2に15、16、17インチと、3つのサイズ追加がオートサロンで登場となった。

PORSCHE 991GT3
また、ブース内には今年も3台のデモカーを展示。1台目は昨年も展示した、白いボディの PORSCHE 991GT3。ホイールは21inchの991型のセンターロック専用設計のADVAN Racing GT for PORSCHE レーシングゴールドメタリックを装着。

ABARTH 500
2台目は、同じく白いボディのABARTH 500。ホイールはADVAN Racing RG-D2 17inch マシニング&シャンパンゴールドを装着。

RX-7
3台目はインパクトのあるエクステリアにタービン交換などのチューニングを施されたブルーメタリックのRX-7。ホイールはADVAN Racing RS-DF PROGRESSIVE 19inch マシニング&レーシングハイパーブラックを装着。

今回のこの3台は、全て横浜ゴム製品企画部 ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏が所有する車輌だ。この3台の車をオートサロンに合わせカスタムしたのでは無く、日頃からこの仕様で乗っており、更にカスタムをし続けているというからさすがである。そしてその感性から生まれたホイールがそれぞれに装着されている。
ADVAN Racing GT 21inch
そして、今回のオートサロンで登場となったホイールを紹介していきたい。今やADVAN Racing ブランドの中で揺るぎないフラッグシップモデルとなったGT。昨年はセンターロックサイズを含むGT for Porscheも発売され、ポルシェユーザーからも熱い視線を浴びている。
そして今度は21インチバージョンの登場である。しかもそのメインターゲット車種は大経ホイール装着をメインとするSUV車ではなく、ADVAN Racingの基本コンセプト通りあくまでもスポーツカーであること。具体的にはポルシェやR35GTRといったスーパースポーツカーである。基本デザインは、20インチのリバース構造を採用したディープリムデザインで、リム幅とインセットによってアウターリム深さが3種類設定される。 GT for Porsche の20インチでは、PCCBブレーキの大きさからリバース構造は採用できなかったが、21インチなら軽量性に優れるリバース構造を問題なく使える。もちろん991GT3RSの純正21インチセンターロック対応サイズもラインナップされる。
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏
また、R35GTRへの装着も当然可能だ。「もともと20インチ純正のR35だが、迫力のボディサイズからすれば21インチへのインチアップはむしろ必然の発想であり、このクルマに潜むスーパースポーツカーとしてのポテンシャルを遺憾なく引き出してくれるに違いない。」萩原 修氏。
今回の21インチGTのプレミアムバージョンに設定予定の3色は、スポーク部分にADVAN Racing GT のロゴがマシニング加工によって施されるが、ダイヤモンドカットされたアウターリムとレーシングハイパーブラックの組合せのカラーについては、従来通りのステッカー仕様となる。しかしこのステッカーも今回デザイン変更され、プレミアムバージョンのロゴに準じた新デザインのものが付属する。あらゆる意味で桁違いの迫力を持つ21インチADVAN Racing GTとなる。
RS-DF PROGRESSIVE 19inch
次にADVAN Racing RS-DF PROGRESSIVE に19インチが追加となった。「ライバルはGT」をコンセプトに昨年登場したRS-DF PROGRESSIVE。ADVAN Racing RS伝統の10本スポークデザインと鍛造製法が見事に融合した高い完成度で、GTに迫る人気を獲得している。そうした好評を受けて、19インチ・プログレッシブバージョンの登場となった。
もともとRS-DFにはディープリムを特徴とした19インチモデルがすでに存在している。しかし今回のプログレッシブバージョンは、従来モデルとはコンセプトが大きく異なる。その最大の特徴は、19インチ鍛造モデルとしては初めて大口径ローターに対応した“レーシングリムプロファイル”を採用したことである。18インチリムではどうしても対応しきれない400㎜超のローター径を持つブレーキシステムが、メーカーオプションやアフターマーケットで増えつつある状況の中、リム形状を18インチ・プログレッシブ同様の樽型(バレルシェイプ)とすることにより、19インチホイールとしては最大級のビッグキャリパー対応設計としているのだ。よってデザイン的には18インチ同様、アウターリム深さをタイヤ表組みが可能な深さに固定し、リム幅とインセットによってConcave-1からConcave-5まで5種類のスポーク・コンケイブ形状を設定している。またスポーク側面のサイドカットも、両サイドを継ぎ目なくえぐり加工でつなぐ最新バージョンの「アドバンスド・サイドカット」を採用。もちろんRS-DFのアイデンティティといえるセンター部分のマシニングによる「ADVAN Racing FORGED」のロゴ文字加工はこの19インチにも施されている。RS-DF PROGRESSIVE 19inchは、従来のコンセプトとは大きく異なる、攻めの19インチホイールなのである。

ADVAN Racing RG-D2
そして最後にRG-D2に15、16、17インチが一気に登場となる。ホイールデザインの原点ともいえるステップリム形状。現在では2ピース構造の専売特許のようなデザインだが、それを1ピース構造で見事に再現したRG-D2。昨年の発売以来コアなスポーツカーユーザーから高い支持を得ている。ダイヤモンドカットされたアウターリムは、まるで2ピース構造のようなステップリムルックスを再現し、そこに1ピース構造ならではの高剛性と軽量性をプラスしたその性能が高く評価されているのだ。そしてその好評に応えるべく、15、16、17インチサイズが一気に登場となる。
RG-D2の人気の秘密は、ステップリム形状ばかりではない。サイズ別でスタンダードデザイン、GTRデザイン、そしてスーパーGTRデザインと3種類設定された迫力のスポーク・コンケイブ形状がRG-D2ならではの存在感を放っているのだ。今回のサイズ拡大でも15、16、17のすべてのインチで、スタンダードデザインとスポークをよりコンケイブさせたGTRデザインの2種類を設定している。もちろん、スタンダードデザインといっても可能な限りのダイナミズムを追求したデザインであり、ADVAN Racingブランドの名に恥じない仕上がりであることは言うまでもない。さらには、スポーク側面を継ぎ目無くサイドカット加工する「アドバンスド・サイドカット」やステップリム部分の熱転写プリントによる「ADVAN Racing JAPAN MADE FLOW FORMING」のロゴ印字など、18インチで採用したすべてのスペックも割愛することなく採用されている。また今回のサイズ拡大には、昨年発売のRZⅡに続くADVAN Racingブランド2機種目となるKカー対応サイズ(5J/5.5J)も含まれる。よりスポーツコンセプトを前面に出したRG-D2がスポーツKカーをどう変身させるか、楽しみでもある。

オートサロンで発表となった新商品の発売日、サイズ等の詳細は決定次第当サイトでご案内致します。

 

YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
PORSCHE 991GT3
PORSCHE 991GT3
ABARTH 500
ABARTH 500
RX-7
RX-7
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏
YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラー展示
YOKOHAMAホイール全ブランドの全カラー展示
YOKOHAMA WHEEL ブース 多くの来場者で賑わっていた
YOKOHAMA WHEEL ブース 多くの来場者で賑わっていた