GAZOO Racing 86 /BRZ Race Rd.2 SUGO report
KOBE TOYOPET 86
2013年より開幕したTOYOTA 86、SUBARU BRZのナンバー付車両によるJAF公認のワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」。
その第2戦 菅生ラウンドが7月27、28日の2日間、宮城県のスポーツランド菅生で開催された。
谷口信輝選手
第2戦からこのレースにGTドライバーの谷口信輝選手が参戦。マシンは谷口選手のスポンサーである神戸トヨペットがサポートするゼッケン92「KOBE TOYOPET 86」。この第2戦から参加で、事前テストは岡山国際サーキットで行っているが、その時も雨となり、菅生が実質的なシェイクダウンとなる。
この86のホイールには「
ADVAN Racing RZ for 86 Race」が装着。先行投入もあり、86/BRZ RaceでADVANホイールを装着しているのはこの車両のみとなる。タイヤは当然 ADVAN NEOVA AD08R。
ADVAN Racing RZ for 86 Race
ADVAN Racing RZ for 86 Raceは名前のとおり86/BRZ Race専用に設定。
サイズは86/BRZ Raceのレギュレーションである16×7.0J +48とし、このレースのために各部の強度は確保したまま軽量化を施したスペシャル仕様。
発売は9月を予定している。
〜 Race Report 〜
7月26日金曜日 練習走行
前日から降り続く雨の中、86/BRZ Raceの練習走行が開催。
マシンのセットアップを進めながらの練習走行が徐々に雨が強くなり、2回目の走行時間には土砂降りとなり、谷口選手は走行を断念。その直後に赤旗中断となり、10番手のタイムで走行を終える。
7月27日土曜日 予選
昨日までの雨は止み、曇りではあるがコースはハーフウェット。そんな天候の中、公式予選が11時5分より開催。54台の参加台数のため、A、Bグループに分けられ、谷口選手はBグループとなった。アタック可能時間は15分。
Bグループの予選開始が近づくと、マシンを早々にピットレーンに持ち込み、予選開始と同時に早めのコースイン。1ラップ目は他車は抜かしながらの周回となり、クリアは取れず、ハーフウエットの状態で1'45.2をマーク。一旦ピットインし、タイヤの空気圧を下げサイドアタックを試みる。最終ラップでベストタイムである1'44.8をマークし予選を終えた。
7月28日日曜日 決勝
夜の雨で再びコース路面はウェット。決勝は8時5分開始。13ラップ。昨日の予選で分けられた、Aグループはインサイドグリット、Bグループはアウトサイドグリッドとグループ別に1列に並ぶ形となる。
谷口選手はアウトサイドグリッドの5番手となり、通常のグリッドでは9番手の位置になる。
45台もの参加台数がシグナルがグリーン点灯とともに一気にスタート。
谷口選手は4コーナーまでに2台を抜き7位で1ラップ目を戻ってくる。更に6ラップ目で36号車がリタイヤとなり6位に浮上。7ラップ目には前を走っていた34号車がコースアウトし5位に浮上する。そのまま5位をキープしチェッカーとなった。