2013年9月21日、22日の2日間、2013 FIA ツーリングカー世界選手権「WTCC」の日本ラウンドが三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
WTCCが発足した2年目の2006年から、ワンメイクタイヤサプライヤーとしてWTCCを足元から支え続けているのが横浜ゴムである。
また、2007年からPRO TEAMに、2012年からROAL Motor SportsにもADVAN Racingホイールを供給している。
この両チームは、性能的にシビアな要求が毎年出される。その要求に応える形で、RSⅡ-WTCCはシーズンごとに進化を遂げている。
9月22日(日)にレース1、レース2が行われ、WTCCらしい激しいバトルが繰り広げられた。
予選トップ10のリバースグリッド及びスタンディングスタートが採用となるレース2。なんとポールポジションがM・ベナーニ選手、2番手スタートがT・コロネル選手と、ADVAN Racing RSⅡ装着車両がフロントローを抑える結果となった。また、BMW320TC同士の一騎打ちとなる。
共にロケットスタートを得意とするFRのBMWの2台。どちらが前に出るか見所でもある。しかし、「格闘技レース」とまで言われているこのWTCC、両者譲らず1コーナーに突っ込むのは誰もが予想出来る。YOKOHAMA WHEEL装着車両の共倒れだけは避けたいと願うところだ。
シグナルがレッドからグリーンに変わり、全車スタンディングスタートで1コーナーに向かう。ポールのM・ベナーニ選手が1位を維持し1コーナーをクリア。そのままT・コロネル選手との距離を保ち、ストレートに戻ってくる。
2周目からT・コロネル選手がM・ベナーニ選手にプレッシャーをかけ始める。幾度かT・コロネル選手が勝負を仕掛けるが、M・ベナーニ選手がリードを守る。しかし、17周目にして遂にT・コロネル選手がM・ベナーニ選手からトップの座を奪う。
そのままT・コロネル選手がトップをキープし、26周でチェッカーとなり、T・コロネル選手の今季2勝目、ADVAN Racing RSⅡを装着したマシンが1位、2位を飾った。
T・コロネル選手がトップに立つ!