WTCC 2015年シーズンがついに開幕。トム・コロネル選手がドライブするロアル・モータースポーツ・シボレーのカラーリングが大変身した。トレードマークだったマクレガー社のブルーベースから、海外宅配便大手DHL社のイエローのカラーリングに一新されたのだ。装着ホイールはもちろんADVAN Racing RSII-WTCC 18X10.0J ハイパーシルバーの2015年モデルだ。
しかし、期待膨らむ第一戦アルゼンチン・ラウンドは、トム・コロネル選手にとってアンラッキーなレースとなってしまった。レース1の予選ポジション9位から好スタートを決め、シトロエン・ワークス勢につづく4番手争いを展開していたが、ここで初めのアンラッキーがトム・コロネル選手を襲う。1.6リッター直4ターボエンジンの過給ホースが外れてしまったのである。こうなるとエンジンは腑抜け状態。ピットに戻り外れたホースを閉め直し、再スタートするも14位でのフニッシュとなる。
リバースグリッドとなるレース2は、フロントローからのスタートで表彰台の期待が膨らむ。しかしスタートでトップに立つものの、ここでも2つ目のアクシデントが起こる。ホンダに乗るタルクィーニ選手とサイドバイサイドで侵入したターン7、トム・コロネル選手はブレーキングが遅れ痛恨のコースアウト。この衝撃でフロントラジエターを損傷し、万事休す。ピットに戻ってリタイアとなる。
次戦は、モロッコの市街地コース。昨年はここで大クラッシュしているだけに、期待と不安が....DHLイエロー・シボレーの活躍に乞うご期待!