前回のWTCC第2ラウンド“モロッコ”では、2年連続のコンクリート・ウォールへのクラッシュという最悪の結果となってしまったトム・コロネル選手。今回の第3戦ラウンド“ハンガリー”までのインターバルは3週間。この短い間にロアル・モータースポーツは、激しくクラッシュしたDHLイエローシボレーを徹底的に修復してきた。しかし一週間前に行われた次戦ニュルブルリンクに向けての合同テストには間に合わず、ハンガリー・ラウンドの金曜日、雨のテストデイが再シェイクダウンとなった。
そんな状況でもトム・コロネル選手は、クレバーにレースウィークをこなし予選は8位を獲得。レース1も慎重なレース運びで10位でフィニッシュした。
リバースグリッドにより、セカンドロースターとなる第2レース、いやおう無しに期待がかかる。そのプレシャーに押しつぶされることなく、トム・コロネル選手は見事なスタートを決め、トップを走るホンダのミケリス選手の背後にぴたりと付けレースを展開。同じく好スタートを決めたロアル・モータースポーツのチームメイト、トム・チルトン選手が3位のポジションにつける。前回のモロッコ戦レース1で、チルトン選手はコロネル選手にブレーキロックから追突してしまっているだけに今回は無理をしない。結局、ミケリス選手もミスはせずこのままの順位でフィニッシュ。ロアル・モータースポーツ・シボレー+ADVAN Racing RSIIは、今シーズン初めての2.3位表彰台をゲットし、貴重な選手権ポイントと稼いだ。
次戦は、5月16,17日のドイツラウンド。ニュルブルクリンクでのロアル・モータースポーツ・シボレー+ADVAN Racing RSII の活躍に乞うご期待!