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2015 WTCC( World Touring Car Championship) 第4ラウンド“ドイツ”トム・コロネル選手 世界屈指の難コース“ニュルブルクリンク”に沈む...

前回のWTCC第3ラウンド“ハンガリー”で、2,3位表彰台を獲得しいき上がるロアル・モータースポーツだったが、第4戦のドイツ、ニュルブルクリンクではまったく精彩を欠いてしまった。それは無理もない側面もある。というのは、第2戦のモロッコでクラッシュしたマシンをリペアするために、ハンガリー前にFIAが設定したニュルブルクリンクでの公式テストに参加できなかったからだ。

今年のWTCCのドイツグランプリは、ニュルブルクリンク24時間レースとの併催となり、WTCCマシンが初めてニュルブルクリンクを走った。しかも北コースと呼ばれるいわゆるニュルと聞いてイメージする森の中を高速で走りぬけるオールドコースとグランプリコースと呼ばれるスタジアムコースをつなげた25kmにも及ぶロングコースがその舞台。長いストレート、バンクの付いた高速コーナー、ジャンピングスポットとクルマのセッティングがものをいう難コースだ。

レースウィークの走り出しから、シボレー勢はまずストレートスピードがまったく足りないことに直面する。しかもコロネル選手のシボレーは、バンクではアンダーボディをすりまくりテストが出来ていないことが決定的なハンディとなってしまう。そして迎えたレース1。コロネル選手は、オープニングラップでクルマにダメージを受け早々にピットイン、レース2を考えてリタイアを決める。

勝負をかけたレース2だったが、スタートで2位につけたものの、ストレートスピードの遅さはいかんともしがたく、後続に次々とパスされ8位でフィニッシュ。それでもシボレー勢ではトップチェッカーだった。
しかし今回のトム・コロネル選手のユーチューブは、結果は別にして、いつも以上に面白い。あのニュルブルクリンクのフルコースでのスプリントレースの映像は、迫力満点だ。

トム・コロネル選手のイエローDHLシボレーの活躍は、次戦6月5,6日のロシアラウンドに期待することにしよう。

ロアルモータースポーツ・シボレー
ロアルモータースポーツ・シボレー
ロアルモータースポーツ・シボレー
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Youtube動画
第4戦ドイツの動画
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