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TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup最終戦 岡山
ADVAN Racingを履く、勝木選手がクラブマンの初代王者に

11月19日(土)~20日(日)、GR86/BRZ Cupの第5戦と第6戦が岡山国際サーキットで行われた。エントリー台数はクラブマンシリーズが48台、プロフェッショナルシリーズが36台。

クラブマンシリーズにはここまで2勝をあげ、ランキングトップを快走する勝木崇文選手(186号車)と、テレビやラジオで活躍するタレント、黒岩タダカズ選手(96号車)がADVAN Racingのサポートを受けて出場。2台のGR86には「ADVAN Racing TC-4 for GR86/BRZ Cup」が装着されている。

岡山大会はシーズン唯一の2レース制で、土曜日に予選と第5戦の決勝、日曜日に第6戦の決勝が行われる。予選は1回行われ、ベストタイム順で第5戦のグリッド、セカンドベストタイムで第6戦のグリッドが決まる。そのため、どの選手も最低2回のアタックが必要。

土曜日の天候は晴れ。勝木選手は2周連続でアタックを行い、3周目に1分50秒529、4周目に1分51秒194をマーク。第5戦は予選2位、第6戦は同5位からのスタートとなった。ランキング2位の選手も上位につけており、楽観視できない状況。黒岩選手は思い通りのアタックができず、第5戦は予選30位、第6戦は同28位。

第5戦の決勝では、勝木選手が鋭いスタートを見せ、トップで1コーナーへ。トップ集団の先頭で周回を重ねるが、9周目に後続に抜かれ、2位にポジションダウン。そのままチェッカーを受けたが、勝木選手は抜かれた際に追突されており、繰り上がり優勝が確定。ランキング2位の選手とのポイント差を広げることに成功した。黒岩選手は9台抜きを見せ、21位でチェッカー。

日曜日に行われた第6戦の決勝。5番グリッドからスタートした勝木選手は手堅くポジションキープ。チェッカーを目指して周回を重ねるが、レース終盤にペースダウン。ミッショントラブルが発生しており、後続に次々と抜かれてしまう。しかし、なんとか最後まで走り抜き10位でチェッカー。ランキング2位の選手が3位にとどまったため、勝木選手のチャンピオンが確定した。27番グリッドからスタートした黒岩選手は追い上げのレースを展開し22位。

一方、プロフェッショナルシリーズにはチャンピオンの可能性を残している谷口信輝選手(82号車)が出場。トップグループとのスピード差に苦しみ、第5戦の予選は16位、第6戦は同11位という結果だったが、それでも谷口選手は第5戦で5台抜きを見せ、11位フィニッシュ。さらに第6戦では10位に入り、ポイントを獲得した。谷口選手の最終ランキングは7位。また、2020年の86/BRZ Raceオープンクラスチャンピオン、岡田整選手(17号車)は第5戦27位、第6戦32位という結果だった。


#186 Star5 ダイシンGR86 勝木 崇文選手
#186 Star5 ダイシンGR86 勝木 崇文選手
#96 K-one黒ちゃん GR86 黒岩唯一選手
#96 K-one黒ちゃん GR86 黒岩唯一選手
#82 KTMS86 谷口信輝選手
#82 KTMS86 谷口信輝選手
#17 COVERS K-one GR86 岡田整選手
#17 COVERS K-one GR86 岡田整選手