TOKYO AUTO SALON 2022 Report
オートサロン会場
日本最大のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTOSALON 2022(東京オートサロン2022)」が、2022年1月14日から16日の3日間、千葉県美浜区の幕張メッセ国際展示場で開催された。
東京オートサロンは日本最大級のカスタムカー、チューニングカーの祭典。1983年に当時晴海にあった東京国際見本市会場で「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年から「東京オートサロン」に名称を変更。年円規模が拡大し、1997年は場所を東京ビックサイトへ移動し、1999年から現在の幕張メッセとなる。
第40回目となる2022年は、昨年は日本全国で新型コロナウイルスの感染が拡大し続け、2020年12月23日に開催中止を発表。2022年は2年ぶりの開催となった。
また、今回のオートサロンも感染拡大防止対策を行い、事前のデジタルチケットのみでの入場となった。
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEELも定番となっているハイセンスなスタイルでブース出展。YOKOHAMAホイール主要ブランドの全カラーを展示。
今回のオートサロンでは、2022年夏頃に発売を予定している「ADVAN Racing RZ-DF2」、2021年に発表し、12月に15インチを発売した「ADVAN Racing Oni2」に20インチを追加し、2021年に発売以来人気の「ADVAN Racing RG-4」に17インチの追加、北米で大ヒットの輸出専用モデル「ADVAN Racing RG-D2 for Pickup」の日本サイズが新たに登場など、新しいデザインと追加サイズがオートサロンで登場となった。
ADVAN Racing RZ-DF2
岡山県のチューニングショップ「オリジナルランデュース」のGRスープラ。
定番の白のカラーリングにVARISのエアロを装着。YOKOHAMA WHEELのカタログやWebサイトには何度も登場しているデモカー。
フロントリップスポイラー、サイドステップ、リアアンダーそしてリアウィングの構成で、前後バンパーはノーマルを生かしながらもレーシーな仕様となっている。
このGRスープラには今年夏頃に発売を予定しているADVAN Racing RZ-DF2を装着。サイズはフロント 19×9.5J +25、リア 19×10.5J +32となっており、カラーはRACING SAND METALLICとなっている。
ADVAN Racing Oni2
2台目は、白いボディに赤のドアミラーとルーフが特徴的な、HONDA N-ONE Modulo-X。YOKOHAMA WHEEL初のミニバン展示となる。
当初2021年開催のオートサロンで展示する予定だったが中止により、1年越しの展示となった。
外観はホンダ純正「Modulo」ブランドのエアロでノーマル+αとしながらも、車高を走行できる範囲で極限まで落とした仕様となっている。
このN-ONEには、ADVAN Racing Oni2を装着。サイズは、前後ともに15×6.5J +35 となっており、カラーは右側には、マシニング & ダイヤモンドカット、左側にはマシニング & レーシングキャンデーレッドとなる。
ADVAN Racing ONI2 Progressive
3台目は、これもYOKOHAMA WHEEL初のミニバン展示となる、レクサス輸出仕様のLMのフロントマスクを纏ったアルファード。こちらはアーティシャンスピリッツのデモカー「TOYOTA ALPHARD 3.5 Executive Lounge S LEXUS LM仕様」。
フロントバンパーやグリルなどは、LEXUS LM 純正部品を使い、フロントアンダースポイラー、サイドアンダースポイラーなどで、さらに高級感にスポーティー感をプラスしている。
そのアルファードには、今年夏頃に発売を予定している、ADVAN Racing ONI2 Progressive 20インチを装着。
サイズは、前後共に20×9.5J +37 となっており、カラーはマシニング & ダイヤモンドカットとなっている。
ADVAN Racing RZ-DF2
そして、今回のオートサロンで登場となったホイール。
2022年夏頃に発売を予定している「ADVAN Racing RZ-DF2」
RZ-DFは、ADVAN Racing金型鍛造ラインの第1号モデルである。3種類の深さを持つディープリムデザインとRZシリーズで培われたツイン5本スポークとを組み合わせ、ポルシェ・サイズのPCD130までもラインナップしたピュアスポーツホイールだった。DFとは、もちろん“ディープ・フォージド”の頭文字である。
そしてそのディープリム・コンセプトは、後のADVAN Racing GT誕生につながっていく。しかしそのRZ-DFもカタログから姿を消して、フルフェイス・デザインとなったRZ-F2にそのデザインエッセンスが引き継がれているのは周知の通り。そして今回、遂にオリジナルデザインといえるアウターリムを持つツインスポークデザインとして復活するのが“ADVAN Racing RZ-DF2”である。
初代DFから生まれたGTもGT BEYONDへとモデルチェンジを果たし、3種類のディープリム・コンセプトから、アウターリム深さを一定として、サイズ別に5種類のコンケイブを持つ仕様へと進化した。今回のRZ-DF2は、このGT BEYONDの5種類のコンケイブを持つデザインコンセプトが逆に採用されている。もちろんリム形状は、大型ブレーキローターにも十分対応するバレルリム・プロファイルを採用し、また19インチからシリーズがスタートするのもGT BEYONDと同じである。
ツインスポークは、よりスポークの天面幅を細くし、縦断面で強度を確保する今のトレンドを踏襲した設計。センターへ下がっていくコンケイブ形状も、よりストレート基調とし、ホイール全体がよりシャープな印象となるデザインワーク。ツインスポークの片側の側面はサイドカット加工を施し、反対側面は段付き形状とすることで、強度と軽量化を両立させている。
カラーバリエーションはまだ未定だが、リム部分がマシニングによりダイヤカットされた仕様では、リム付きデザインの存在感をより感じることができるだろう。さらにセンター部には、ナットホールを囲むように斜めにカットされた面に3次元加工機により“ADVAN Racing RZ-DF2 MOLD-FORM FORGED”のロゴ文字を彫刻して、このホイールのアイデンティティを主張すると同時に、このモデルが最高レベルの性能を有した金型鍛造製法で作られていることを誇示している。
ADVAN Racing ONI2 Progressive
外周部のピアスボルトを持つ、20インチ・トライアングル・デザインの「ADVAN Racing ONI2 Progressive」
昨年、15インチというスモールサイズで復活した“ADVAN Racing ONI2(オニ2)”。初代“オニ”のトライアングル・デザインを踏襲しながらも、旧車をターゲットにした復刻モデルではなく、Kカーやコンパクトカーに向けたデザインやサイズバリエーションを一から練り直したまったく新しいコンセプトのホイールだ。
そのONI2シリーズに今度は20インチというビッグサイズがいきなり登場する。その名も “ADVAN Racing ONI2 Progressive”。基本デザインは、もちろんトライアングル・デザインだが、20インチという大口径のメリットを生かした足の長い3本スポークというイメージを主張する。さらに15インチでは外周ステップリム部分にボルトのない2ピースモデルをイメージさせるデザインとしていたが、今回の“ONI2 Progressive”では、そのステップリム部分に36本(1箇所はバルブ穴)のピアスボルトを配した3ピースモデルを彷彿させるデザイン。
ディスクに刻まれた3次元加工による彫刻ロゴ文字と相まって、一気にハイエンド・ホイールとしての風格を備えた。初代の“オニ”、そしてそのルーツモデルである“A3A”はいずれも3ピース構造を採用していたので、今回の“ONI2 Progressive”はデザイン的にはオリジナルに近いかもしれない。
しかしONI2シリーズは、すべて1ピースモデル。性能面やバランス、そして軽量性で圧倒的に有利な1ピース構造は、現在のADVAN Racingのすべてのモデルに共通する設計ポリシーであるからだ。ところで、この20インチのサイズバリエーションを見てすぐにピンとくる人は多いのではないだろうか?いかにもこの“ONI2 Progressive”のメインターゲット車種は、「アルファード・ヴェルファイア」である。スタンダードな8.5Jから社外ビックキャリパーにも対応したワイドサイズまで、履きこなしはユーザー次第。さらには、様々なドレスアップスタイルがあるセダン系車種への装着もユーザー次第であるのだ。
オートサロンで発表となった新商品の発売日、サイズ等の詳細は決定次第当サイトでご案内致します。
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
YOKOHAMA WHEEL ブース
GR Supra + ADVAN Racing RZ-DF2
GR Supra + ADVAN Racing RZ-DF2
N-ONE + ADVAN Racing Oni2
N-ONE + ADVAN Racing Oni2
TOYOTA ALPHARD + ADVAN Racing ONI2 Progressive
TOYOTA ALPHARD + ADVAN Racing ONI2 Progressive
YOKOHAMAホイール全ブランドの全カラー展示
YOKOHAMAホイール全ブランドの全カラー展示
YOKOHAMA WHEEL ブース 多くの来場者で賑わっていた
ホイール企画/デザインCMP 萩原 修氏
感染症対策の切り札!
萩原氏の等身大パネルもブースを盛り上げ、
レーシングドライバー谷口信輝選手も記念撮影。