TOKYO AUTO SALON 2024 Report
オートサロン会場
2024年1月12日〜14日の3日間、千葉県の幕張メッセで、日本最大のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTOSALON 2024(東京オートサロン2024)」が開催された。
東京オートサロンは日本最大級のカスタムカー、チューニングカーの祭典。
1983年に当時晴海にあった東京国際見本市会場で「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年から「東京オートサロン」に名称を変更。年々規模が拡大し、、1999年から現在の幕張メッセとなったが、2021年は、全国でコロナ感染者数の拡大により開催中止となり、2022年は来場者数の上限を設定された。そして2023年から来場者数上限なしでの開催となり、昨年は約17万人が来場し、今回はさらに増え約23万人の来場者となった。
YOKOHAMA WHEEL ブース
今回のオートサロンではRZⅡから進化した「ADVAN Racing RZⅢ(アドバンレーシング アールゼットスリー)」と2023年にデビューし絶大な人気を誇る「ADVAN Racing RZ-DF2 (アドバンレーシング アールゼットデーエフツー)」の新サイズとなる20インチに注目が集まった。
さらにADVAN Racing 鍛造ホイールとしては初の17インチサイズとなるGT BEYOND 17inchも登場。
また、YOKOHAMA WHEELの新たなジャンルとして2022年にリリースした海外向けピックアップ・トラック用 「ADVAN Racing RG-D2 for Truck / SUV (アドバンレーシング アールジーデーツー フォー トラック/エスユーブイ)に18インチの追加と、さらにADVAN Racing GTにもこのジャンルに加わり春頃に発売となる「ADVAN Racing GT Heavy Duty(ヘビーデューティ―)」など、幅広いジャンルで多くの来場者が訪れ注目を浴びた。
ADVAN Racing RZ-DF2
白一色のボディにさりげないエアロでRC-F を上品に仕上げているのは、LEXON(レクソン)のレクサス RC-F 2019年モデル。
LEXONオリジナルのフロントリップスポイラー、サイドスプリッター、リアサイドデュフューザー、リアウィングエクステンションを装着し、RC-F 2019モデルの良さを最大限に引き出している。
その足元には人気を博している ADVAN Racing RZ-DF2zを装着。しかも2024年夏頃発売予定の20インチを装着。サイズはフロント 20 × 9.5J +33、リア 20 × 10.5J +35となっている。
ADVAN Racing GT BEYOND
HKSが手がけるABARTH 695。同社の欧州車チューニングブランド「VIITS(ヴィーツ)」ブランドでカスタマイズされ、吸排気系とブーストアアップで約180馬力を発生し、サスペンションもHKSの車高調を同ブランドでアバルトの軽快さを最大限に引き出している。
この足元にはYOKOHAMA WHEELで絶大な人気を誇る「ADVAN Racing GT BEYOND(アドバン レーシング ジーティー ビヨンド)」でこちらも2024年夏頃発売を予定している17インチを装着。
サイズはフロント、リアともに 17× 7.5J +35となっている。
ADVAN Racing RZⅢ
3台目は過去のオートサロンや当社のカタログでも無くてはならない存在となった岡山県のチューニングショップ「オリジナルランデュース」のGR86。
白のボディにカーボンのアクセントとボンネットダクトが定番と言えるバリスのフルエアロを装着し、インパクトのあるスタイルでありながら車幅はノーマルをキープしているため、街乗り仕様となっている。
足元には2024年の新作「ADVAN Racing RZⅢ」を装着。サイズはフロント、リアともに 18× 9.5J +45となっている。
ADVAN Racing RZ-DF2 20inch
今年のオートサロンで登場したホイールを紹介していきたい。
ADVAN Racing RZ-DF2 20inch
昨年19インチでデビューを飾ったRZ-DF2に早速20インチが今年の夏頃登場となる。
20インチにサイズアップされたツイン5本スポークは、19インチスポークの細さとエッジの効いたシャープさをそのままに大口径の迫力がプラスとなる。
金型鍛造製法による強度的な優位性を最大限に使い繊細なデザインを実現すると同時に、ADVAN Racingのゆるぎないスポーツホイールコンセプトが貫かれたデザインワーク。
10本の各スポークは、アドバンズドサイドカットが施された側面とその反対側面をステップ形状としてナットホール位置への強度を確保する巧なアイデアもRZ-DF2のオリジナリティとなっている。
20インチサイズのコンケイブは4種類の設定となり、9J~12Jまでのサイズバリエーションで適応車種のキャリパーを考慮した最適なコンケイブで設計されている。
センターサークルを取り囲むように配置される彫り文字ロゴもRZ-DF2のアイデンティの一つ。すべてにわたってスケールアップされたRZ-DF2の完成形をぜひご確認して欲しい。
ADVAN Racing RZ-DF2 20inch for PORSCHE
ADVAN Racing RZ-DF2 20inch for PORSCHE
RZ-DF2 20インチにポルシェサイズも追加となる。
数少ないポルシェ用ホイールの中で、もはや定番の存在となっていたのがADVAN Racing GT for Porsche。それに続く第2弾としてRZ-DF2 for Porscheの登場である。
ハードスポーツカーとインテリジェンススポーツカーの2面性を持つポルシェ。RZ-DF2は後者のキャラクターをより輝かせるデザインコンセプトして企画された。
最新ポルシェに対応した20インチのサイズバリエーションは、まずはPCD130の5ホールサイズのみでデビューとなる。センターロックを装備するポルシェのほとんどはリアサイズが21インチであることがその理由。もちろん今後の21インチサイズの開発も企画中とのこと。
左:ADVAN Racing GT BEYOND 17inch
右:ADVAN Racing GT Heavy Duty
ADVAN Racing GT BEYOND 17inch
ADVAN Racing鍛造ホイール初の17inchサイズが待望の登場なる。ADVAN Racing鍛造ホイールのサイズバリエーションは18インチから21インチ、つまり18インチ未満のホイールは今まで開発されなかった。理由としてコスト面の制約が大きく影響している。17インチを装着するスポーツコンパクトカーにとっては価格の張る鍛造ホイールが敬遠されるのは事実。
しかし、一部の17インチユーザーは最高性能のパーツを求めADVAN Racing鍛造ホイールへの要望もかなり前からあり、ついにその要望に応える時が来た。18インチ以上のスペックをすべて備えたGT BEYOND 17inchの登場である。
もちろん18インチには設定のないPCD100の4ホールも設定される。サイズは7.0J~10.0Jまで、17インチを待っていたユーザーすべてを満足させるサイズバリエーションを揃える予定。
ADVAN Racing RZⅢ
ADVAN Racing RZⅢ
ロングセラーモデルの「ADVAN Racing RZⅡ」が満を持してサードモデルへ進化する。
2015年のデビュー以来、今もADVAN Racingの主力ホイールとして愛され続けるRZⅡ。そのRZⅡが2024年満を持してRZⅢへとモデルチェンジを遂げる。
ツイン5本スポークは一からデザインし直され、側面に“アドバスド・サイドカット”を施された間隔の広い方のスポークはより大胆に広げられ、ナットホ―ルが位置する間隔の狭いツインスポーク側面には強度を確保する段付を設けているのはRZⅡと同じだが、その段付き形状にもRZⅡとは異なる新しいアイデアが盛り込まれている。
さらにRZⅢはスポーク・コンケイブの形状に大きな特徴がある。リムフランジから始まるロングスポークはセンター付近までほぼ水平にデザインされ、そこから一気にセンターサークルに向けてコンケイブする。
スタンダードデザイン、GTRデザイン、スーパーGTRデザインの3デザインともこの基本形状は同じでも、もちろんその迫力は順に倍増していく。
またセンターサークルはTC-4SEで好評のダイヤカット処理がすべてのカラーで施され、高級感を一気に加速させる。
RZⅡから大きな飛躍を果たしたRZⅢがいよいよ登場する。
左:ADVAN Racing GT BEYOND 17inch
右:ADVAN Racing GT Heavy Duty
さらにTruck/SUV用ホイールも今年は今までにないラインナップで登場する。
ADVAN Racing GT Heavy Duty
PCD139.7, 6ホール、GT for Truck/SUVとも言うべき、その名も「Heavy Duty(ヘビーデューティ―)」が誕生する。
北米市場の好調のADVAN Racing RG-D2 for Truck/SUV。 その強力なライバルともいえる鍛造ホイールが登場する。その名もADVAN Racing GT HEAVY DUTY。
しかし、そのデザインコンセプトはRG-D2とは大きく異なる。スポークサーフェスは幅広くあくまでもフラット。組み合わされるリム形状はステップ+ディープリムが基調であり、うねるようなコンケイブスポークのRG-D2とは両極と言えるデザイン。
海外向け専用サイズの17×8.5J インセット-10、国内向けサイズの17×8.0J インセット+20も同時にラインナップされる。
左:ADVAN Racing RC-4
右:ADVAN Racing RG-D2 for Truck / SUV
ADVAN Racing RG-D2 for Truck / SUV
GT HEAVY DUTY には負けない18インチモデルが待望の登場。
GT HEAVY DUTYに対抗してRG-D2 for Truck/SUVにも18インチモデルが登場する。Truck市場の主流は17インチであることは変わりないが、タコマやタンドラと言った大型トラックに18インチを求めるユーザーも増えてきている。サイズは、18×9.0Jインセット0となる。
東京オートサロン2024で発表となった新商品の発売日、サイズ等の詳細は決定次第当サイトでご案内致します。