YOKOHAMA WHEEL

2025年1月10日〜12日の3日間、千葉県の幕張メッセで、日本最大のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTOSALON 2025(東京オートサロン2025)」が開催された。
東京オートサロンは日本最大級のカスタムカー、チューニングカーの祭典。
1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年から「東京オートサロン」に名称を変更。年々規模が拡大し、1999年から現在の幕張メッセとなったが、2021年は、全国でコロナ感染者数の拡大により開催中止となり、2022年は来場者数の上限を設定された。そして2023年から来場者数上限なしでの開催となり、昨年は約23万人が来場し、今回はさらに増え約25万人以上の来場者となった。

今年のオートサロンでは、絶大な人気を誇るGTシリーズに新たなコンセプトを持った「ADVAN Racing GT BEYOND-R（アドバンレーシング ジーティービヨンド アール）」と、同じく鍛造1ピ－スのADVAN Racing RZ-DF2 /RZ-DF2 for Porsche (アールゼットディーエフツー / アールゼットディーエフツーフォーポルシェ )の21inchモデル、
さらに「ADVAN Racing GT for PORSCHE（ジーティー フォー ポルシェ）」にも992 GT3RS専用サイズが追加された。
そしてADVAN Racing に新たなジャンルを切り拓いた、ADVAN Racing GT HEAVY DUTY（ジーティー ヘビーデューティー）に新たにJIMNY用の追加など、多くの来場者が訪れ注目を浴びた。

ブルーのボディカラーに迫力あるワイドフェンダーのGR86は、毎年YOKOHAMA WHEELブースやカタログ等で欠かせない存在の岡山県のチューニングショップ「Original RUNDUCE(オリジナルランデュース)」のデモカー。
オリジナルランデュースと言えばバリスのフルエアロが欠かせず、ブルーのボディにリップ、サイドステップはカーボン、カーボンのアクセントと定番と言えるボンネットダクトなど迫力ある仕様となっている。
足元には2025年夏頃発売予定の「ADVAN Racing GT BEYOND-R」を装着。サイズはフロントリヤ共に 18 × 11.0J となっている。

2台目はADVANカラーを纏ったGR Yaris Rally2は、奴田原文雄 選手兼チーム代表のNUTAHARA Rally Teamが参戦する「ADVAN カヤバ KTMS GR ヤリス」。足元には2025年夏発売予定の「ADVAN Racing RC-4 18inch Tarmac」装着。昨年まではADVAN Racing RC-4はグラベルの15インチのみだったが、今年はターマックで装着可能な18インチがリリースとなる。サイズは前後共に18 × 8.0J となっている。

3台目はグレーのポルシェ992 GT3RSは、ポルシェを中心にカスタムしている横浜の「CREF MOTOR SPORT(クレフモータースポーツ)」のデモカー。開口部の大きいボンネットと可変リアウィングがGT3RSをより一層スパルタンに演出。
このポルシェには「ADVAN Racing GT for PORSCHE」を装着。
サイズはフロント 20inch × 10.0J、リア 21inch × 13.0J(2025年夏頃発売予定サイズ)となっている。

今年のオートサロンで登場したホイールを紹介していきたい。
ADVAN Racing GT BEYOND-R
GTシリーズに新たなコンセプトを持った兄弟モデルが登場。
ADVAN Racing GTシリーズについては、もはや細かな説明は不要であろう。YOKOHAMAホイールが誇るハイエンドの性能とフォルムを持った金型鍛造ホイール、それがGTシリーズである。
リム深さが３種類あるGT Premium Version、５種類のコンケイブが特徴のGT BEYOND、そしてセンターロックも設定されているGT for Porsche、すでにこの3デザインがADVAN Racing GTブランドの兄弟機種として確固たるポジションを確立している。
今回そこにもう１デザインが加わることになる。深リム形状が特徴と言ってもプレミアムバージョンとは違い、ステップリムの内側から５本スポークがデザインされ、GTBEYOND譲りの直線基調のスポークや特殊形状のサイドカットなどを組み合わせて完成させたのが、今回登場するGT BEYOND-Rである。
サイズは18インチからスタートするが、リム幅はステップリムの特徴上8.5Jからとなり、12Jのワイドサイズまでの設定となる。まさにワイドリムを履きこなすハードなチューニングカーをターゲットにしたデザインコンセプトなのである。ステップリムから下のリム深さは４種類設定され、L-１, L-２, L-３,L-4 の順に深くなっていく。LはLong-rimを意味し、もちろんL-4は迫力満点のフォルムとなる。
カラーバリエーションも他のGTシリーズには設定のないフルダイヤモンドカット(全面切削仕様）とダイヤモンドカット＆ダークプラチナブラック（リム切削＋センター部切削)の２つの新色にレーシングチタニウムブラックを加えた３色設定になる。
GTシリーズのトレードマークであるスポーク上の彫り文字には、もちろんBEYOND-Rのロゴが誇らしく刻まれている。

ADVAN Racing GT HEAVY DUTY for JIMNY
ADVAN Racing RJ-D2 に続くJIMNY専用ホイール第２弾として登場したADVAN Racing GT HEAVY DUTY for JIMNY。
16inch, PCD139.7, 5ホールの設定で金型鍛造製法となり、2024年発売のトラック/SUV 用ADVAN Racing GT HEAVY DUTY 17inchの幅広５本スポークザインを16inchで忠実に再現した、ジムニーにベストマッチする硬派なデザインとなっている。
ステップリム形状を採用し、ジムニー/シエラにベストマッチする３サイズを設定し、サイズによって各々異なるリム深さ（L-1, L-2,L-3）でデザインされている。
ADVAN Racing鍛造シリーズのトレードマークであるスポーク彫り文字ロゴ（GT HEAVY DUTY）はもちろん採用されている。
さらにJWL-T規格での強度基準をクリアし、旧型ジムニーにも適応可能。
カラーバリエーションは、精悍さを前面に出したフルダイヤモンドカットやGT HEAVY DUTY のイメージカラーであるレーシング・ターコイズブルーなど４色を設定となる予定。

ADVAN Racing RZ-DF2 21inch
ADVAN Racing RZ-DF2とRZ-DF2 for Porscheは、2024年の東京オートサロンで20inchを発表（発売は2024年８月）したばかりだが、さらにその上の大口径である21inchが登場する。
ツインスポークデザインや段付きのスポーク側面とサイドカットが施された側面が交互に配置されたRZシリーズ伝統のデザインコンセプトはそのままだが、21inchはそのディスクデザインをディープリムと融合させて大口径ならではの新たな魅力を加えている。
リム深さはADVAN Racing GT Premium Version 21inchと同じ、スタンダード、ミディアムそしてエキストラ・ディープの３種類であり、その深さの値もGT PVと同一設計となる。サイズバリエーションも21inchとしては豊富に用意され、GT PV 21inchには設定されていない8.5J+45からのバリエーションは装着車の幅を確実に広げるはずだ。RZ-DF2のアイコンでもあるセンター周りに彫り込まれるロゴ文字やセンター部分のダイヤモンド切削加工(レーシングチタニウムブラックは除く)も20インチと他のインチと同じのため、フロント20inch＆リア21inchのような前後異形セッティングにも抜群の相性を示すだろう。カラーバリエーションは、ダイヤモンドカット＆ハイパープラチナブラック、ダイヤモンドカット＆レーシングチタニウムブラック、そして切削加工を施さないレーシングチタニウムブラックの20インチと同じ３色のバリエーションとなる。

ADVAN Racing RC-4 18inch Tarmac
Yaris Rally2ターマック用PCD136の競技専用モデルが先行したRC-4 18inchに、いよいよPCD114.3の通常サイズが登場。
Yaris Rally2用ターマックモデルと全く同じ金型を使い、タイヤのリムずれを抑制するローレット加工も備えるなど、競技仕様でも問題なく使用できるレベルの仕上がりとなっている。
ラリーホワイト一色のYaris Rally2用に加え、ラリーゴールドとラリーガンメタリックの３色設定予定。さらにADVAN Racing RC-4のリムデカールも３箇所にプリントしている。

ADVAN Racing GT for PORSCHE 21inch × 13.0J
ポルシェユーザーに絶大な人気を誇るADVAN Racing GT for PORSCHEに新たにサイズが追加となった。
追加サイズは、20x10.0J +45と21x13.0J+31の2サイズとなり、いずれもセンターロックで追加設定。
992GT3RSのフロント・リア専用サイズとなる。

東京オートサロン2025で発表となった新商品の発売日、サイズ等の詳細は決定次第当サイトでご案内致します。