トム・コロネル選手とロアル・モータースポーツ・シボレーの速さを本物だ。
第４戦モロッコ・ラウンドに続き、今期２勝目をポルトガル・ラウンドであげた。
６月２５－２６日の日程で行われたWTCC第７戦ポルトガル・ラウンド。トム・コロネル選手が駆るDHLカラーのロアル・モータースポーツ・シボレーは、予選をクレバーに走っつた。予選の前半は７位あたりにランクされたが、予選後半は他車のタイムアップ状況を的確に把握し、１０位にポジションするように最後までコース上に残った。
このラウンドのレース１は１０位までのリバースグリッドが適応されるため、１０位がすなわちポール・ポジションということになる。ベテラン、コロネル選手ならでは頭脳プレーだ。
ここポルトガルは、前回優勝したモロッコ・ラウンドと同様、市街地コース。トム・コロネル選手がいかに市街地コースと得意にしているかがわかる。ポールから絶好のスタートでトップをキープ。２番手に迫り来るのは、昨年のチームメイトのトム・チルトン選手。チルトン選手は今年は最速シトロエンのプライベートチームに移籍し、コンスタントに上位入賞している。コンクリート・ウォールが迫る市街地コースでの、迫力のトップ争いはぜひビデオで。
レース２は、１０位スタートでエンジンをストールさせてしまい、一気に後方へ。次戦に向けてクルマを壊すのを避けたトム・コロネル選手は、けして無理をせず１６位まで順位を挽回してフィニッシュ。
次は、８月６－７日のアルゼンチン・ラウンド、そしてその次はいよいよ９月、モテギでの日本ラウンドだ。ADVAN Racing RSIIを履いたロアル・モータースポーツ・シボレー＋トム・コロネル選手の活躍に乞うご期待！
