2021年JAF全日本ラリー選手権 第10戦
第48回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2021
ADVAN Racing RZ-F2 装着のADVAN KTMS GRヤリス、
ADVAN Racing RG-D2 装着のトヨタ86 共にクラス 4位
【大会概要】
日程: 2021年10月15日(金)~ 10月17日(日)
場 所: 岐阜県高山市周辺
路面: 舗装 ターマック
総走行距離 374. 26 ㎞/ SS総距離 68.46 ㎞/ SS 数 12 本/2レグ・4セクション
2年ぶりの開催となったハイランドマスターズは、新型コロナウイルス感染防止対策のため無観客開催で行われた。路面は1日目ドライ、日曜朝から雨でウエットコンディション。土砂が流れて落ち葉も多くSS7 がキャンセル(スルー)となった。雨が止んでSS8からドライミックス→SS 1では完全にドライ路面に。温度差と路面状況の変化に合わせた設定難度の高いコンディション下のラリーとなった。
【成績】JN-1 クラス 4位
車名 :ADVAN KTMS GR ヤリス
ドライバー:奴田原 文雄
コ・ドライバー:東 駿吾
チーム名:NUTAHARA Rally team
6月に開催された第6戦モントレーから約4ヶ月ぶりとなるターマックラリーは晴天の中、岐阜県 モンデウス飛騨位山を起点としてスタートした。
下り坂が続くSS2 後半では、ギャップやダスティー なコーナーで攻めてヤリスの旋回性能を引き出し2位の好タイム。残るSS も2番手を競いながら、LEG1を首位より18 . 2秒差の4番手で折り返す。
LEG2 は予報通りの雨となり、難しいコンディションのウエット路面。SS7 が雨によって土砂が流れ出たことで危険となりスルーで通過となった。途中から雨が止み、ステージ毎の路面温度が変化し ていく中の厳しい戦いとなった。最終 SS12 ではトップと 2. 2 秒差タイムを出すも、最終結果トップと 41. 3 秒差の4位でフィニッシュした。
奴田原文雄 コメント
悔しい4番手となりましたが、難しいラリーを走り切れたことは良かったと思っています。今のマシン の状況を考えるとベストは尽くせたしセッティングも見直すこともできました。次の久万高原に向けて、車もドライバーも課題を直しながら、頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
東 駿吾 コメント
2日目、雨が降って難しいコンディションの中でペースノートを書き換えたりしながら完走ができ、最低限の結果は出せたのかなと思っています。
久万高原は長いステージで総走行距離も長いので厳し い戦いになると思います。今回以上に気を引き締めて、頑張りたいと思います。
【成績】JN-3 クラス 4位
車名:トヨタ86
ドライバー:大竹 直生
コ・ドライバー:藤田 めぐみ
チーム名:NUTAHARA RALLY SCHOOL
LEG2が雨予報なのでウエット路面になることを想定してノートを作成。LEG1スタートからタイヤのグリップが得られず、ギャップやダスティーなコーナーで攻めることができなかった。
LEG2 は予報通りの雨、難しいコンディションのウエット路面。SS7 が雨によって土砂が流れ出たことで危険となりスルーで通過となった。SS8から路面は完全にドライ。路面のグリップ感も強くなり、自信を持ちながらタイヤを使って攻めることができた。しっかり車を動かしながら、タイヤの限界を 使えていたが5秒の差は埋まらず、総合 18 位、クラス 4 位でフィニッシュした。
大竹 直生 コメント
今回のラリーは 2日間を通して、うまく走ることができませんでした。L EG1はドライでしたがアンダーが強く、L EG2 は難しいコンディションに翻弄されました。
LEG2で路面が乾いてからは本来の走りを 取り戻すことができたので、この感覚を忘れないようにし、今回良くなかったことを次戦までに改善して、最終戦に挑みたいと思います。
チャンピオンがかかった最終戦ですが、しっかり自分の走りをしながら、落ち着いて頑張ります。引き続き宜しくお願い致します。
藤田 めぐみ コメント
ダートからターマックに変わってのステージでしたがセッティングが合わず苦労しました。次の久万高原は、集大成となる最後 の一戦なので、2 人で今まで積み上げてきたものを全部出して、頑張りたいと思います。
今回のADVAN KTMS GRヤリスには、「ADVAN Racing RZ-F2」が装着され、
トヨタ86には、「ADVAN Racing RG-D2」が装着されています。